授業の中にあるもので「
映像作品研究」なんつーものがあります。なんてこっちゃないです。ただ映画を見て感想書くだけ。これで単位がもらえるってのはある意味なんともいえないがもらえるものは貰っておく性分なので貰っておきます。でも必要ないくらいは単位もってます。一単位1000円で売れないかねぇ?必要分意外そぎ落としたら結構な額に。
さてさて、そんんでもってわたくしゃは今回「
リトルダンサー」を見た訳だが。
はい、感動この手のものは苦手なのです。こういう親子のなんとか〜みたいなのは親父を考えてしまってどうにも駄目なのです。あ〜いいシーンだ。普通に闇に紛れ涙。それゆえに周りの人がとんちんかんな事を言っているのがやや腹立たしかったりも。
ってかそういや音楽学校の授業なだけに
サウンドオブミュージックとか見せてくれるんだろーか。見たことないけど見るなら大画面高音質がよさそうな気がするのさ。
っと話とんだね。リトルダンサーの話。
全体の流れは、少年がバレエ初めて、ストがある時代で色々あッテバレエ学校のオーディションに受かっちゃうという良くある感動ものです。ラストは本当によくあるな絵だったわ。個人的にはそこまで好きではない。そういうのは。
先ず始めに目についたおかしなところから。…そこから始めるかっつー話だけどさ。
時折場面の代わり方とか表現の仕方がおかしくなる時がある。間をおくべき場所をとばしたりとかあんまり意味のない効果を入れてみたりとか。晴れの日に雪が降ってたりとか(
でもその場面へ移行するときの変わり方はめっちゃくちゃわし好みのいい絵なんだわ〜)
後やっぱりこっち系の映画は大筋のストーリーと小ネタを入れるのとかは徹底してるけど筋を支える周りのストーリーには頓着しないのか物語の原因と結果だけで理由やらがどっか跳ぶことが多い。言うなれば起承転結が起転結になっているというとこかね。あ、三段オチだ。
やっぱりノーマルな所帯じみた話は好きじゃないらしくちょっと話が大げさになる。そのあたり日本の餃子に必ずにんにくが入るくらいありきたりで微妙なんだな。事の始まりが何もかもいきなりで、またかい、と思ってしまうのですわ。
まぁでもコレに関してはあんまりそんなに気にしなかったかな。大筋がしっかりしてたからどっしり見られたよ。おもろかった。
わしだけなのか知らんけどまじめなシーン意外は
終始笑いっぱなしに近かったんだよね。だってさ、表現する絵がめちゃくちゃにベタかシュールかどっちかなのさ。
女の子とベッドの上にいれば枕から羽根巻き散らして、話にまったく絡まないけどあるシーンを撮ると必ずいるめんこい女の子とか、時代考証にこだわったのかそこ等中にいるウケ狙いとしか思えない警官隊だとか。…確実に狙ってやがるななシーンがたらふくあって終始そういうとこは馬鹿馬鹿しかった。大体オープニングにとエンディングの一部に
トランポリンで跳ねている主人公のイメージ映像ってのはあほあほマンです。ほんとそういうの大好き。
あ、ってかそうだ時代考証で思い出したけど字幕の翻訳した人間阿呆やわ。設定が古い時代だってのに現代語とか若者言葉とかで訳してどうすんの。そのくせちょっと長台詞になると直訳的な昔の言い回しで書く。
そのへんきっちりまとめんかい言葉を舐めるな。日本語っていうのは考えているのの10倍は奥深く美しい言葉なんだよ。他の言語だって素晴らしいもんなんだから。言葉は人間の一つの芸術なんだぞ。それを分かってないで言葉を使う仕事なんてしてんじゃねぇ。
あ〜すっきり。そーゆー気付かないでもいーところに気付かされるのが嫌なんだよ。普通にしてりゃ気にならんのにさ。
まぁいいや。それでこの映画でわしが一番好きなシーンの説明に唐突に入る。
炭鉱のストに参加し組合に反発する共産主義な親父さんが始め嫌っていた息子のバレエを認めそのオーディション費用を稼ぐためにストを抜け仕事に向かい、そしてそれを知った主人公の兄に責められるシーン。
かなり象徴的なことが描かれているシーンだとわしは思う。この以前のシーンに
主人公がバレエで踊っている裏の差込シーンで親たちがストをしているというシーンがある。曲に合わせてかたやバレエを踊りかたやストでわめきたてるということをしているのだが、そのやり口がなんともおかしな感じなんだけどそれはさておく。
主人公の親は炭鉱へ仕事に向かうバスへ乗り込む。するとストな人々が車に突撃しようとし、卵をなげてくる。防護の網も外してくる。かつての自分が今の自分に卵をぶつけている。そういう描写はないけど多分自分が卵を投げた(そういうシーン自体もなかったと思うけど)人々と同じことを恐らくしているんだなと感じているのかもしれない親父さんの顔。その顔を人々から隠すように動く。そして主人公の兄貴、親父さんの上の息子、同じくスト者がそれを見つけるのさ。
そして親父さんは兄貴を諭す。「俺達に夢はないがアイツにはある」と。
はっきり言って台詞なんかはあんまり覚えてない。そんなようなことを言ってたなくらいの印象。…だって多分親父さんが言った事は言い訳だったんだろうから。
親父さんは多分本当に意味で主人公の父親になろうとしたんだと思う。だって夢を叶えるためだけだったら主人公に目をかけているバレエの先生が金を出すといっているのだからそれで十分だ。でも、親父さんはそれをしなかった。わしは思う。それは息子の夢を叶えるにあたって父親らしいことをすることでそれまで息子の夢を否定してきた自分を改めようとしたんじゃないかと。
ストも元々は家族の為だったかもしれない。その辺の事情とかは詳しくないからなんとも言えない。もしかしたら妻が他界して自暴自棄だったのかもしらんし。その理由は分からない。だけど、その信念を折って、父親という責任を負って親父さんは息子、家族の為にストを降りる。その心意気を分かったときはやっぱり泣いてしまったなぁ。そういえば80年代っちゃーどこもやっぱり不器用な親父ばっかりの時代だったんだな。…そういうのは日本だけじゃないのか。
それにしても不意にわしの親父の事を思い出したのは痛いなぁ。気にしているつもりはないんだけどやっぱり結構影響があるんだな。考えてみりゃ今のわしはそういうところにあるのかもしれないし。ん〜、ああいう人間くさいなんともいえないところはやっぱりぐっと心を掴まれてしまう。
んでそこが好きなだけにこの物語の主人公が
白鳥の湖の王子様を模しているという話はどうでもいいんだよなぁ。そういう見方を知ってるってのは大事だけど。でも別にそこまできっちりもじってるわけじゃないしなんとも。ラストの結末はそれほど好きじゃないし。…全部きっちりとまとめて解決させすぎ。やっぱりここにいたっても葛藤は描かないのね外人↓って最近の日本も向こう程うまく絵をとれないくせにそういう雰囲気になりつつあるのが微妙気分だけど。
やっぱり向こうの映画って絵が凄いね。とか思う。日本ほどなんかがっちり固まってなくて自由な感じが好き。そして流れてた音楽とその使い方についてもこの映画に限らず好きです。こういう音楽勘も日本にはないもんだよなぁ。って偏見かもしれないけど。まだそれ程日本の映画を知ってるわけじゃないしさ。
ん〜おもろかった。普通に感動するシーンがあったのは久しぶりです。

という訳で某店で発見したサックス型のライト。欲しい↑
なっが…(-”-;)読んでくれた方おつかれさんです。